青山学院大学・松田祐真選手の経歴や成績、自己ベストから箱根5区への大抜擢の理由まで詳しくまとめました。
2025年12月29日、第102回箱根駅伝の区間エントリー発表に衝撃が走りました。
3連覇を狙う青山学院大学が、絶対的エース・黒田朝日選手を補欠に回し、勝負の「山上り(5区)」に1年生の松田祐真(まつだ ゆうま)選手を大抜擢したのです。

高校時代は全国的なスター選手ではなかった松田選手が、なぜこの重要区間を任されたのでしょうか?
この記事では、松田選手のプロフィールや急成長した記録、そして原晋監督が彼に託した「極秘プロジェクト」の全貌を徹底分析します。
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【松田祐真】wikiプロフ
彗星のごとく現れた「新・山の神」候補、松田祐真選手。

まずは松田選手の基礎情報をまとめました。
基本情報
- 氏名:松田 祐真(まつだ ゆうま)
- 生年月日:2006年8月19日
- 年齢:19歳(2025年12月時点)
- 出身地:福岡県
- 出身中学:福岡市立城南中学校
- 出身高校: 大牟田高校
- 所属:青山学院大学 地球社会共生学部 地球社会共生学科
- 5000m自己ベスト:13分58秒60(2025年更新)
- 好きな食べ物:キウイ
松田選手が所属する「地球社会共生学部」は、陸上部の拠点である相模原キャンパス内にあります。
学業と競技の両立がしやすい環境を選んだことは、1年目からトップチームの練習にフル参加し、早期デビューを目指すという強い意志の表れと言えるでしょう。
家族構成や兄弟
現時点で、松田選手の家族構成に関する詳細な公式情報は公表されていません。
しかし、松田選手が福岡県の名門・大牟田高校に進学し、東京の青山学院大学へ送り出された背景を考えると、競技活動に理解のある熱心なご家族のサポートがあったことは想像に難くありません。

特に大牟田高校は、全国レベルの選手が集まる厳しい環境。そこでがんばるには家族のサポートもかなりあったんじゃないでしょうか。
その中で3年間競技を続け、大学でも「下克上」を掲げて厳しい練習に耐え抜いているメンタリティは、ご家族から受け継いだ「芯の強さ」によるものでしょう。
今後、箱根駅伝での活躍に伴い、テレビ番組やインタビューで松田選手を支えた家族のエピソードが語られる日が来るはずです。
中学・高校の経歴
松田選手の強さの源流は、九州の陸上名門校・大牟田高校時代に培われた「泥臭い精神力」にあります。エリート街道とは少し異なる、彼の成長の軌跡を振り返ります。
出身中学はどこ?
松田選手の出身中学は、
福岡市立城南中学校
です。
中学3年時(2021年)には3000mで9分04秒09という記録を残しています。
これは県内では上位に入る立派なタイムですが、全国大会(全中)で優勝争いをするような「スーパー中学生」ではありませんでした。
中学時代の松田選手は、どちらかと言えば「将来性を秘めた原石」という位置づけだったと言えますね。
この時期に勝つ喜びも負ける悔しさも経験したことが、高校、大学での爆発的な成長の土台となっています。
大牟田高校時代の成績
高校は、全国高校駅伝(都大路)で過去5回の優勝を誇る伝統校・大牟田高校に進学。
ここでの3年間が、彼を「駅伝職人」へと変貌させます。
特筆すべきは高校2年時の福岡県高校駅伝です。
6区を任された松田選手は、ライバルである福岡第一高校を猛追し、見事な逆転劇でチームを優勝に導きました。
この時に見せた「単独走での強さ」と「プレッシャーに打ち勝つメンタル」こそが、箱根5区という特殊区間に求められる最大の資質です。

ところが、高校3年では全国高校駅伝にも出場しましたが、チームは入賞を逃し、松田選手自身も悔しい思いを経験しています。
しかし、この「満たされぬ思い」がハングリー精神となり、大学入学後の「13分台突入」という進化に繋がっています。
さらに興味深いデータとして「シューズへの適応」が挙げられます。
高校時代、大牟田高校はPuma(プーマ)のシューズを使用していましたが、青学入学後はAdidas(アディダス)へと変更しています。
メーカーが変わっても即座に自己ベストを更新できる柔軟な身体感覚は、特殊なシューズ選びが鍵となる5区において大きな武器となるはずです。
【記録】5000m自己ベストや主な成績
ここでは、客観的な「数字」で松田選手の実力を証明します。
松田選手の5000m記録は、大学入学を機に劇的な進化を遂げています。
- 高校3年時(2024年):14分31秒73
- 大学1年時(2025年):13分58秒60
最も注目すべきは、入学からわずか1年足らずで5000mのタイムを30秒以上短縮し、一流ランナーの証である「13分台」に突入した点です。
箱根駅伝の5区は「スタミナ」や「上りの強さ」ばかりが注目されがちですが、近年の高速化に伴い、平地を速く走る「スピードの絶対値」が不可欠になっています。

松田選手はこの1年間で、そのスピードの資格基準をクリアしました。
また、ロードへの適性を示すデータとして、「全国都道府県対抗男子駅伝」での実績があります。
高校生区間である5区(8.5km)において、2年連続で全国一桁順位で走破しており、トラック以上にロードで強さを発揮するタイプであることが証明されています。
松田祐真選手の本質は、この「短期間での成長率」と「ロードでの安定感」にこそあります。
1年生で箱根駅伝5区に大抜擢された2つの理由
なぜ、経験豊富な上級生ではなく、1年生の松田選手が「山の神」に指名されたのでしょうか。
そこには明確な根拠と、原監督の戦略的意図が存在します
理由⓵:若林宏樹に負けない山登りの適正
最大の理由は、2025年3月に卒業した青学の絶対的・山のエースである「若林宏樹」と比較しても遜色ない上り適性を示したことです。
実は2025年6月に行われた「男鹿駅伝」において、松田選手は後半に厳しい上り坂がある区間を走り、その適性をテストされていました。

原監督は半年以上前から、松田選手を「5区の秘密兵器」として育成していたと言えますね。
また、過去の山の名選手である小野田勇次選手(青学OB)と比較されることもあります。
小野田選手は「下り」のスペシャリストでしたが、その特徴は軽快なピッチ走法にありました。
松田選手もまた、パワーだけで押し切るのではなく、リズムよく坂を駆け上がる技術を持っており、それが「松田を使いたい」と思わせる決定打となった可能性があります。
理由②:原監督の「勝ち」戦略
2つ目の理由は、チーム全体の戦略です。
松田選手が5区で区間上位(あるいは区間賞)で走れる目処が立ったことでなにが起こるか。
それは、原監督はエースの黒田朝日選手を往路の他の区間、あるいは復路の切り札として自由に配置する「フリーハンド」を得ることです。
原監督はメディアに対し、今年のチームを「輝け指数90%」と評し、選手たちに期待を寄せています。

これは単なる希望的観測というよりも、夏合宿や記録会でのデータに基づいた原監督の確信とも言えますね。
「若林・小野田レベル」と評される松田選手のポテンシャルは、他大学にとっては最大の脅威であり、計算外のサプライズとなるでしょう。
まとめ
第102回箱根駅伝のキーマン、青山学院大学1年の松田祐真選手について分析しました。
今回の「5区抜擢」は、決して苦肉の策や代役ではありません。 高校時代に培った「逆転のメンタリティ」。
大学入学後に手に入れた「5000m 13分台のスピード」。
そして男鹿駅伝などで証明された「天性の山登り適性」。
これら全てのピースがハマったからこその、必然の起用です。
原監督は松田選手を、かつての山の英雄たちと同列に評価しています。
それは、松田選手が区間賞争い、あるいは区間新記録に迫る走りを見せる可能性を見せているからです。
2026年1月2日、箱根の山中でフレッシュグリーンのユニフォームが躍動する時、松田祐真という名前は「期待のルーキー」から「伝説の山の神」へと変わるかもしれません。
松田選手の走りが、青学大の3連覇を決定づける瞬間を、ぜひその目で見届けてください!


