箱根駅伝の「山の名探偵」こと工藤慎作選手の進路について深堀りしていきます。
早稲田大学の工藤慎作選手が、全日本大学駅伝のアンカー区間で、渡辺康幸氏の持つ伝説的な記録を30年ぶりに更新し、その去就に陸上ファンの熱い視線が注がれています。
など、様々な憶測が飛び交う現在。
2028年ロサンゼルス五輪のメダル候補とも注目される工藤慎作選手が選ぶ、運命の進路とライバルたちの動向を、独自の視点と最新データを交えて徹底解説します。
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工藤慎作の進路は実業団で決定?
2025年12月現在、工藤慎作選手の進路に関する公式発表はまだありません。
関東インカレ1部ハーフマラソン2位🥈
— 工藤慎作/山の名探偵/Shinsaku Kudo (@k_shinsakusaku) May 11, 2025
64分16秒
優勝を狙っただけに悔しい結果でした。離されてからは2位確保の守りのレース。応援ありがとうございました!#関東インカレ #早稲田大学 pic.twitter.com/M4kqLd8IgV
しかし、工藤選手が現在置かれている状況や、これまでの発言、そして陸上界の採用スケジュールを照らし合わせると、実業団チームへの所属は「ほぼ確実」と言えるでしょう。
通常、各大学のエース級選手には大学2年生の終わりから3年生にかけて実業団からの勧誘が始まり、3年生の冬には水面下で「内定」が出ることが一般的です。
工藤選手は早稲田大学の主力として入学直後から活躍し、特に全日本大学駅伝での「渡辺康幸超え」の区間新記録によって、その市場価値は頂点に達しています。
各企業が彼を放っておくはずがありません。
就職先の実業団の有力候補は?
では、具体的にどのチームが有力なのでしょうか。
工藤慎作選手の「マラソン志向」と「早稲田大学との縁」から、3つの有力候補をピックアップしました。
最も可能性が高い候補が、日本最強の呼び声高いトヨタ自動車です。
ここには早稲田大学の直属の先輩であり、現在日本トップクラスの実力を持つ太田智樹選手が在籍しています。
太田選手が卒業後にトラック・ロード共に飛躍的に記録を伸ばした事実は、工藤選手にとって「成長できる環境」の何よりの証明です。
また、豊富な資金力を活かした海外遠征のバックアップ体制も、世界を目指す彼には魅力的でしょう。
2番目の有力候補は、関西の雄・住友電工です。
ここの監督は、工藤選手が記録を更新した「レジェンド」渡辺康幸氏です。
渡辺監督は早稲田大学の元監督でもあり、工藤選手の才能を誰よりも理解しています。
「自分の記録を抜いた男を、自分の手で世界へ送り出す」という師弟のストーリーは非常にドラマチックですね。
早稲田OBの中谷雄飛選手や、1学年上の先輩である山口智規選手(入社有力)など、「チーム早稲田」のラインが強力なのがSGホールディングスです。
気心の知れた先輩たちとの練習は精神的な安定に繋がります。
就職先として実業団を選ぶ理由とは
なぜ「プロ」ではなく「実業団」なのか。そこには、工藤選手のクレバーなキャリア戦略が見え隠れします。
最大の理由は、「2028年ロス五輪への最短ルート」だからです。
卒業後の2027年からすぐに世界と戦うためには、生活の不安なく競技に集中できる環境が不可欠です。
実業団であれば、安定した給与を得ながら、最高峰のトレーニング施設や治療を受けられます。
また、早稲田大学の花田勝彦監督も、かつて実業団(エスビー食品)で五輪に出場した経験を持ちます。
監督の指導方針は実業団のシステムと親和性が高く、卒業後のスムーズな実業団への移行を推奨していると考えられます。
憧れの大迫傑選手も、最初は日清食品グループに入社しました。
「まずは実業団の資源を最大限に活用して地力をつける」。これが工藤選手の描く青写真ではないでしょうか。
具体的な進路の発表タイミングはいつ?
正式な発表は大学4年生の秋以降(2026年10月頃)になるのが通例ですが、これだけのビッグネームです。
早ければ2026年の春頃には、週刊誌や陸上メディアを通じて「〇〇内定か?」といった具体的なスクープが出るはずです。

もしかしたら、すでに水面下では将来の五輪メダリストを巡る争奪戦が決着している。なんてことになっているかもしれませんね。
工藤選手の場合、単なる「実業団選手」としての入社ではなく、少し特殊な契約になる可能性が高いと考えられます。
工藤選手は早稲田大学入学当初から
を公言しています。
通常、実業団選手はニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝)への貢献が最優先されます。
ですが、工藤選手クラスであれば、「ニューイヤー駅伝への出場は前提としつつ、海外レースやマラソン練習のための長期合宿を優先する」といった、マラソン専任に近い条件でのオファーを受けているのではないでしょうか。
同期入社になるライバル選手は誰?
2027年春に入社する「同期(2004年度生まれ世代)」は、まさに黄金世代。
- 吉岡大翔選手(順天堂大学)
- 前田和摩選手(東京農業大学)
- 長屋匡起選手(早稲田大学)
といった、工藤選手と共に実業団の門を叩くライバルたちも超大物揃いです。
【吉岡大翔:順天堂大学】
高校時代に5000mの高校記録を樹立した天才ランナー。
工藤選手とは同学年で、トラックのスピードとロードの強さを兼ね備えた最大のライバルです。
もし同じチームになれば強力なタッグとなりますが、別のチームになればニューイヤー駅伝のエース区間で激突することになります。
【前田和摩:東京農業大学】
「大学駅伝界の怪物」と呼ばれる前田選手も同期です。
彼は圧倒的なスタミナを持ち、マラソン適性が非常に高い選手です。
将来のマラソン日本代表の座を争う上で、工藤選手にとって最も意識せざるを得ない存在でしょう。
【長屋匡起:早稲田大学】
チームメイトの長屋選手も、大迫傑選手に憧れるストイックなランナーです。
共に切磋琢磨した盟友が、実業団で敵になるのか味方になるのか、その関係性にも注目です。
プロアスリートとして活動の可能性は?
工藤選手が実業団を経由せず、いきなり大迫傑選手のような「完全プロランナー」になる可能性はあるのでしょうか。
結論から言えば、いきなり「完全プロランナー」になる可能性は20%以下と推測します。
現状の日本陸上界で、大学卒業直後にスポンサー収入だけで活動資金(遠征費やコーチ代など年間数千万円)を賄うのは極めて困難です。

いきなり完全プロをめざすには、学生時代に、オリンピックのメダル級の実績が必要と言われています。
しかし、「ハイブリッド・プロ」の可能性は大いにあります。
これは、実業団に所属(入社)しながらも、社業は完全に免除され、個人のスポンサー契約も一部認められるという特別待遇です。
近年、GMOインターネットグループや富士通、トヨタ自動車などは、トップ選手に対してこのような柔軟な契約を用意するケースが増えています。
工藤選手は、形式上は「社員」として安定を得つつ、実態は「プロ」として活動する、このハイブリッドモデルを選択する可能性が極めて高いでしょう。
そして、実業団で実績と資金を作り、2028年ロス五輪、あるいは2032年のタイミングで独立して完全プロになる。
それが、彼が描く「大迫モデル」の継承かもしれません。
卒業後はマラソンに転向して集中?
「トラックか、マラソンか」。
この問いに対し、工藤選手の答えは明確に「マラソン」へと傾いています。
かつては「山の名探偵」として箱根の5区に注目が集まりましたが、工藤選手自身は「自分の武器は平地の走力」と冷静に分析しており、大学在学中からMGC出場権獲得を狙っています。
これには2つの大きな理由があります。
- ロードでの圧倒的な適性
- 世界との距離
の2つです。
全日本大学駅伝の8区(19.7km)で見せた、単独走での区間新記録。
そしてハーフマラソンの国際大会での優勝。
距離が延びれば延びるほど強さを発揮する工藤選手の特性は、まさにマラソンランナーの特性です。
トラック種目で世界と戦うにはラストのスプリント勝負で分が悪いのが現状。
ですが、マラソンであれば、工藤選手の持ち味である「ハイペースを押し切るスタミナ」で勝負ができます。
報道によれば、2026年の東京マラソンへの挑戦も視野に入れているとのこと。
もしここで好記録が出れば、卒業後はトラックをあくまで「スピード練習」の一環と捉え、メイン競技を完全にマラソンへ移行するでしょう。
「山の名探偵」が、世界のフラットコースでどのような「名推理(レース展開)」を見せるのか、期待が高まります。
まとめ:ロサンゼルス五輪をめざす「山の名探偵」
早稲田大学・工藤慎作選手の進路は、単なる一学生の就職活動の枠を超え、2028年ロサンゼルス五輪でのメダル獲得に向けた日本陸上界の重要なトピックです。
今回の調査で、以下の可能性が極めて高いことが分かりました。
箱根の山でその名を轟かせた「名探偵」は今、その優れた分析力と走力を武器に、世界というさらに大きな舞台へ挑もうとしています。
2027年の春、新しいユニフォームを纏った彼が、マラソンという難事件を鮮やかに解決してくれる日を楽しみに待ちましょう。


