安野たかひろさんが党首をつとめる政党「チームみらい」の評判や、なぜ人気なのか支持される理由について詳しく考察・解説していきます。
2025年の参議院議員選挙を前に安野たかひろさんを党首とする新党「チームみらい」が結党され、比例代表と選挙区で候補者が立候補します。

Xで偶然みかけた「チームみらい」。最近できた新しい政党なんですね。政治ニュースにうとい私でも「どんな政党なんだろう?AIを活用するってどういうこと?」と疑問に思ったので、同じように思った人もいるのではないでしょうか。
新党「チームみらい」の評判や、なぜ若者に人気なのか、支持される理由もまじえて詳しく考察・解説していきます。
【チームみらい】評判や若者に人気の理由を徹底解説
「応援したくなる」「これまでの政党とはちがうかも」
チームみらいに対して、SNSを中心にそんな声がじわじわと広がっています。
国会議員の平均年齢は56歳。
— PUPPET (@puppet_bowl) June 24, 2025
新党「チームみらい」の平均は35.5歳。
彼らにとっては、50年後も自分事。
だからその場しのぎの政治はしない。
日本はいま、若さに賭けるときだ。
自ら帆を張って、嵐の海へ漕ぎだすことを決めた
彼らとともに、未来をつくりたい。#チームみらい #安野たかひろ pic.twitter.com/TTXmDX2CiN
とくに、政治に距離を感じていた若い世代から注目が集まっているのが特徴です。
なぜいま、チームみらいが注目されているのか?
その評判と人気の理由を、実際の声や背景をもとに詳しく見ていきましょう。
【SNSでの評判】チームみらいは本当に注目されている?
チームみらいには「今までの政党とはちがう」「応援したくなる」といった前向きな声がSNSを中心に多く集まっています。
とくに政治に対して諦めや距離を感じていた層からの関心が高まっており、「冷静で淡々と、やるべきことを進めてくれそう」という信頼がじわじわ広がっています。
この評判の背景には、いくつかの特徴があります。
まず、チームみらいは既存の政党のように他党を批判したり、誰かを攻撃して注目を集めたりするスタイルをとっていません。

そうした姿勢が、若者や政治から距離をとっている多くの人にとって「まっすぐな感じ」「安心して応援できる」と受け止められているようです。
また、政治資金の使い道をすべて自作のツール「Polimoney」で公開していたり、選挙や広報活動にもテクノロジーを活用していたりと、信頼と透明性を大切にする姿勢も評価されています。
実際にSNSを見ると、こんな声が上がっています。
「50年後、自分が困るから」
— ふく (@colaxxxz) June 15, 2025
この言葉に、嘘はない。
だからこそ、未来を任せられる。
候補者平均年齢【35.5歳】の街頭での熱き声!#チームみらい#安野たかひろ
6/15 街頭演説@大阪梅田https://t.co/YEK4GID7hS pic.twitter.com/iLAJOWtw9g
若くて優秀な人って、わざわざリスク取ってまで政治家になるメリットないと思うんよ。それでも日本のために立ち上がったのは、本人たちに並々ならぬ覚悟があると想像する。指摘されている「政策の甘さ」はアップデート前提で公開しているのだし、志の時点で期待に値すると思うよ。#チームみらい https://t.co/vZlKLAuBov
— バナナきな子 (@ICGROOL) June 25, 2025
「これまでにないタイプの若くて志を持った人たちが集まる政党になりそう」といったSNSでの声がその評判を象徴していると言えますね。
チームみらいが若者に人気なのはなぜ?
チームみらいが若者に支持されている理由は、「自分たちの世代に寄り添ってくれそう」という期待感にあります。
特にデジタルネイティブ世代にとって、政治に関わる手続きや制度がもっと便利になることは切実な願い。

政治にまつわる「不便」を本気で変えようとしているのが、チームみらいです。
構成メンバーの多くは、現役のエンジニアやスタートアップ経営者、企業の財務責任者など、実社会でスキルと実績を持つ人たちばかり。
だからこそ、行政のDXや仕組みの効率化といった課題にも、具体的な手段を持って取り組める実行力があります。
また、チームみらいは「誰でも関われる政治の仕組みをつくりたい」というメッセージを掲げており、「投票しか手段がない」という従来の政治参加の枠組みを広げようとしているのも、若者に響いているポイントです。
選挙を通じて注目されるだけでなく、日々の情報発信も透明でわかりやすく、SNSを通じた共感や応援の輪が着実に広がっています。
【チームみらい】支持される3つの理由
チームみらいが注目を集めているのは、単なる新党だからではありません。
- 政治に関するお金の「見える化」を徹底する姿勢
- 行政のデジタル化への本気の取り組み
- 誰かを批判するのではなく協調を重視する対話型のスタンス
これらが、多くの有権者から「信頼できそう」「応援したい」と感じられているポイントです。
中でも特に支持されているのが、「政治資金の透明化」です。
具体的な取り組みと支持される理由をくわしく解説していきます。
理由1:政治資金の見える化
チームみらいが注目される一番の理由は、政治資金の透明性を本気で実現しようとしているところです。
これまで「政治とカネ」の問題にうんざりしていた方にとって、チームみらいの姿勢はとてもまっすぐに映るはずです。
チームみらいは、自分たちの資金の使い道をリアルタイムで公開するために、独自開発の可視化ツール「Polimoney」を導入。
すべての寄付や支出が誰でも見られる仕組みになっており、口座の動きまで自動で反映される徹底ぶりです。

わたしも実際に2025年6月25日にPolimoneyのサイトを見てみました。
収入や支出の項目が分かりやすく、簿記の知識などなくてもわかる内容なのが驚きです。
家計簿レベルといってもいいくらいに簡単に、お金の流れがいくら入ってきて、いくら使われているのか、どんなことに使われているのかがすぐにわかる内容でした。
デジタル民主主義を掲げる「チームみらい」なので、slackやOpenAIなどのシステム利用料に支出がさかれていることがなるほどな、と思いましたね。
しいていえば、「API利用料」という言葉が何のことなのかがわからなくて別に調べたので、欄外にでも注釈をつけておいてくれるといいのにな、という感想です。
これからさらにより分かり内容に進化していってほしいですね。
政治資金に関して、「やましいことがないなら明かしてもいいはず」そう思っている人は多いでしょう。
でも、既存の政党ではこの姿勢をなかなか実行に移せていません。
だからこそ、いち早く行動で示しているチームみらいに、多くの支持が集まっているのです。
理由2:行政の本格的なデジタル化
チームみらいには「本気でデジタル化で日本を変えてくれるかも」という、リアルな期待感があります。
特に響いているのが、行政のデジタル化です。
わたしたちの日常生活はどんどんデジタル化しているのに、行政の手続きだけは未だに紙ベース。
こうした時代遅れに風穴を開けてくれそうなのがチームみらいです。

実際にわたし自身も先日、「役所はいまだに紙ベース」を体験しました。
その日、コンビニでマイナンバーカード使って印鑑証明を取ろうとしところ、システムメンテナンス中でコンビニ交付が利用できず。
仕方なく役所の窓口に行きましたが、役所の窓口では印鑑証明を取るのに紙の申し込み用紙を書かなければならないという状況に出くわしました。
せっかくマイナンバーカードがあるのに、なぜ紙を書かなければいけないのか?となりましたね。
こんな風に、実際の役所ではまだまだ紙ベースで物事が進められています。
チームみらいの政策では、「使いやすい行政サービスの実現」のひとつに、「書かせない」という項目があります。
個人的にはぜひ実現してほしい政策の一つです。
そのほかにも、AIを使って迷いなく必要な情報にたどり着ける環境の整備や、住民が窓口に行かずに支援を受けられる仕組みづくりが具体的に語られています。
しかも、ただの理想論ではありません。
代表の安野たかひろさん自身が、東京全体のデジタル推進に関わったり法律のデジタル化を現場で実行してきたプロ。
だからこそ、言ってるだけに終わらず、本当に動いてくれそうだと思えるのです。
理由3:対立ではなく協調を重視するメッセージ
チームみらいの政治スタイルは、「誰かと争うこと」ではなく「一緒によりよい解決策をつくること」です。
これは、これまでの政党とは明らかに違うところと言っていいでしょう。
国会での罵り合いや、足を引っ張るだけの批判を見るのに疲れてしまった人たちにとって、チームみらいの姿勢はとても新鮮です。
「分断ではなく、対話を」「批判ではなく、提案を」そういう姿勢に、共感の声が集まっています。
実際、チームみらいのマニフェストは、オンラインで誰もが意見を出せる「しゃべれるマニフェスト」として常にアップデートされており、対話や改善を前提とした政策づくりが行われています。

わたしも、障害児通所支援に関する意見を「しゃべれるマニフェスト」で提出してみました。
チャットでテキストを打ち込むだけで、マニフェストに対する意見書をAIが作成してくれて、すぐに提出することができました。
細かいニュアンスをAIが質問してきてくれて、わたしの伝えたいことをAIが整理してくれるという優れものです。
最初は「オンラインで意見を出すなんて難しいんじゃない?」と思っていましたが、LINEでメッセージを送るくらの気軽さで意見を提出することができました。
これなら、誰でも参加できて「何も変わらない」という政治への無力感がなくなりますね。
そして他党や既存の枠組みにこだわらず、協力できるところは連携する。その柔軟さもまた、今の政治に必要な新しい空気を感じさせてくれます。
【チームみらい】支持層はどんな人?世代や傾向を分析
チームみらいの支持層には、これまでの政党とは違った新しい傾向が見られます。
特に目立つのは、20代・30代のいわゆるデジタルネイティブ世代です。
日常生活ではスマートフォンやインターネットを当たり前に使いこなすデジタルネイティブ世代にとって、「行政だけが昭和のまま止まっている」ような今の政治に強い違和感を抱いている人は少なくありません。

行政のデジタル化やAI活用を真剣に掲げるチームみらいは、「自分たちの声を反映してくれる政党」として期待を集めていますね。
また、分断や対立を嫌う人たちにとっても、チームみらいは希望のある選択肢になっています。
与党と野党がひたすら批判し合うだけの政治に嫌気がさしている人は多くいます。
特に、繊細さゆえに社会に生きづらさを感じてきた人たちにとって、チームみらいの「対立より協調」「提案型の政治」という姿勢は、強く共感を呼んでいるのではないでしょうか。
さらに、システムエンジニアやデータサイエンティスト、スタートアップ経営者など、いわゆる理系・テック系の職業に就いている人たちの支持も目立ちます。

政治が技術に対して無関心だったり、非合理な制度に固執していたりすることは大きなストレスに感じているのでは。
そんな中、エンジニア出身者や実務経験豊富なメンバーが集うチームみらいは、「やっと自分たちの感覚が通じる政党が出てきた」という安心感を与えているようです。
そして最後に、「政治に裏切られてきた」と感じている層の存在も見逃せません。
そんな人たちにとって、チームみらいの「手を動かす」という実践重視の姿勢や、会計の透明化といった誠実な行動は、新たな希望となって映っているのです。
単なる理想論ではなく、テクノロジーと現実感のある政策で「未来を変えてくれそう」と感じられることが、チームみらいの支持へとつながっていると言えるでしょう。
【チームみらい】右派?左派?どんな立ち位置かを解説
チームみらいは、「右寄り」でも「左寄り」でもないという立場をとっています。
チームみらいが大切にしているのは、何かを押しつけたり、古い価値観にしばられたりすることなく、「いまの社会にとって本当に必要なことをどう実現するか」という姿勢です。
たとえば、子育て支援や教育、社会保障の充実といった課題に力を入れながらも、取り組み方は徹底した効率化とデジタル化です。
政治資金の流れをリアルタイムで公開したり、行政の手続きをわかりやすく簡素にしたりする取り組みには、「無駄を省く」発想もあります。

保守とも改革派とも言い表せない、実行重視のスタイルです。
また、国会などでよく見られる「与党と野党がひたすら対立するだけ」という姿勢とは違い、チームみらいは「分断よりも協力を」と明言しています。
誰かを責めたり、批判したりするよりも、「どうすれば今より良くなるか」に集中しようというのが、チームみらいの基本姿勢です。
これに共感する人が今、少しずつ増えています。
政治家というよりも実務家、エンジニア、経営者といった経験豊富な人たちが集まっていることも特徴です。
課題を整理し、すぐにできるところから改善していく。その姿勢に、「党利や派閥などにとらわれず、真っ直ぐに向き合っている」と評価する声も多く見られます。
チームみらいは、「どちらの陣営か」にこだわらず、「今の日本に必要なことを、現場目線で一歩ずつ進める」ことを最優先にしています。
これまでの政治にモヤモヤしていた人たちにとって、まさに新しい選択肢となりつつある存在です。
【期待と課題】チームみらいの懸念点
チームみらいは、多くの期待を集めている一方で、2つの懸念点も指摘されています。
- 影響力への不安:議席数が限られる中で、どれほどの影響力を発揮できるか
- 実績への不安:政治的な実績が乏しく、理想を実現する力は未知数
まず、チームみらいは2025年の参議院選挙を、政党要件(得票率2%以上、または国会議員5人以上)を満たすための第一歩と位置づけています。
党首の安野たかひろさんは、自らYouTubeで「政党交付金を使いエンジニアチームを作りたい。誰でも政策提案できる仕組み作りや、広聴AIを使ってパブリックコメントを進化させる」と公言しています。
つまり、議席の獲得は単なる目標ではなく、デジタルを活用し全国的な政治変革を起こすことを目的にしているのです。
しかし、議席を得たとしても1人または少人数では国政全体に与える影響は限定的です。

理想を形にするには、他党との連携が必要不可欠な状況です。
チームみらいが「対立より協調」を掲げる理由もここにありますが、政治の現場では交渉力や信頼関係が重要であり、新党としての実績がない段階でそれをどう築いていくのかは、現時点では未知数です。
また、チームみらいのメンバーは民間分野での実績に恵まれた人材が多く、「テクノロジーを使って誰も取り残さない社会」を掲げるビジョンは多くの共感を集めています。
しかし、国会運営や法案作成、予算調整など、政治の専門的な実務経験には乏しく、「言うは易く行うは難し」という声があるのも事実です。

それでも、「今いる政治家たちにはできなかったことに挑もうとしている」という意味では、チームみらいの存在は希望とも言えますね。
経験がないからこそ、しがらみに縛られず柔軟な発想ができる。
特に行政のデジタル化やAI活用のような分野では、これまでの常識にとらわれない視点が変革の鍵となる可能性もあります。
つまり、課題はあるものの、その挑戦自体に意味がある。それが、チームみらいに寄せられる「期待と不安」の両面なのです。
まとめ
チームみらいは、「批判より提案を」「手を動かす」という姿勢で、これまでの政党とは一線を画す存在として注目を集めています。
特にデジタルネイティブ世代やテクノロジーに関心の高い層を中心に、「自分たちの感覚に合った政党」として共感を得ているのが印象的です。
政治資金の透明化や行政のデジタル化など、実現可能な改革を地道に積み上げていこうとする姿勢も、多くの人に「信頼できそう」と感じさせているポイントです。
支持するかどうかは最終的にあなた自身の判断ですが、「政治って、こういう形もあるんだ」と思わせてくれる存在なのは間違いありません。
投票の前に、一度立ち止まって、その価値を見つめてみるのもよいかもしれませんね。
チームみらいのホームページでは、くわしいマニフェストや提案について公表されているので、ぜひ見てみてください。