陸上女子800メートルの日本記録保持者・久保凛選手の両親や祖母、いとこのプロサッカー選手について、家族事情を詳しく解説していきます。
世界陸上2025・東京大会で、日本代表として世界に挑んでいる久保凛選手。
その驚異的な走りを目の当たりにして、「なんであんなに速いの?」と強さの秘密が気になった人も多いのではないでしょうか。
家族は陸上と関係があるのか、いとこがプロサッカー選手の久保建英選手と久保瑛史選手という情報も見逃せません。
本記事では久保凛選手の家系図とエピソードで、祖母・父母・兄弟・いとことの関係をわかりやすく紹介していきます。
読み終えるころには、久保凛選手がなぜこれほどまでに強いのか、強さの背景が見えてきますよ。
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久保凛はアスリート一家!家族構成を家系図で解説
久保凛選手は、父方にアスリートが何人もいる家庭に育ちました。
【久保家の家系図がコチラ▼】

父は和歌山県のサッカーチーム・串本ジュニアFCを率いる久保建二郎さん。
祖母は元陸上選手の久保浩子さんで、久保凛選手の陸上育成にも関わりました。
いとこにはプロサッカー界で活躍する久保建英選手と久保瑛史選手がいます。
まずは家族のつながりと、それぞれの家族の情報を詳しくご紹介していきます。
父:久保 健次郎(サッカー指導者)
父の久保建二郎さんは、和歌山のサッカーチーム・串本ジュニアFC監督です。
現場で子どもたちを指導しながら、地域のサッカーを支えてきました。
凛選手も父が指導する串本ジュニアFCで小学校6年間はサッカーをし、和歌山県U-12トレセンに選ばれた経験があります。
父と共に取り組んだサッカーが、久保凛選手のフィジカルの強さにつながっていると言えますね。
母
久保凛選手の母親の名前や経歴は公表されていませんが、母と娘の関係は良好であることがレース後のインタビューからも垣間見えます。
久保凛選手は2025年5月11日に行われた日本グランプリシリーズの木南記念レース後に
親も来てくれて、今日は母の日だったので(優勝者に贈られる)花束を持って帰りたいと思っていました
月陸Online「久保凛は2分02秒29の2位に号泣「母の日に花束を持って帰りたかった」/木南記念」より
と語っていました。
試合結果は惜しくも2位でしたが、それでも家族を思う気持ちが力になっていると伝わります。
兄:久保瞬
兄の久保瞬さんは、凛選手がスポーツを始めるきっかけの一人です。
久保凛選手はインタビューでサッカーについて「いとこ(久保建英)もお兄ちゃんもしていた」と話し、小学1年でサッカーを始めたエピソードを明かしています。
サッカーをする兄・久保瞬さんの身近な背中が、久保凛選手がスポーツをはじめる最初の一歩へと自然に後押ししたと言えるでしょう。
兄の瞬さんは京都橘高校でサッカーに打ち込み、2025年の高校卒業後はサッカーを続けているかどうかは不明ですが、久保凛選手に影響を与えたということは間違いないでしょう。
弟:久保流
弟の久保流さんは凛選手も所属した串本ジュニアFC主将として活躍、2021年11月21日には県大会決勝で先制点を挙げてチームを初優勝に導いた実績のある選手です。
続く2021年12月26日から行われた全日本U-12サッカー選手権に和歌山代表として出場し活躍を見せています。
兄や姉と同じくサッカーの道を歩み、今後、全国区で活躍する選手になるかもしれませんね。
祖母:久保浩子
祖母の久保浩子さんは元陸上選手です。
和歌山マスターズの100mで最高記録を残しており、地元のジュニア駅伝串本町チームの監督をつとめています。
凛選手はサッカー練習がない日に祖母の駅伝チームへ通い、陸上の指導を受けていました。
久保凛選手の陸上キャリア初期における指導者として、重要な役割を果たした家族の一人です。
いとこ:久保建英・久保瑛史
久保建英選手は言わずと知れたサッカー日本代表のトップ選手。
弟の久保瑛史選手もセレッソ大阪への加入を発表し注目を集めています。
久保凛選手とはお互いの父親が兄弟という、いとこ関係です。
久保凛の才能は祖母譲り?祖母の記録もすごかった!
久保凛選手の祖母・久保浩子さんは元短距離選手で、今も久保凛選手の地元・和歌山県串本町でジュニア駅伝チームの監督として選手育成に関わっています。
久保凛選手はサッカーと並行して祖母のクラブにも通い、中学で陸上へ転向しました。
久保凛選手が陸上に転向するきかっけとなった祖母・久保浩子さんの記録や、久保凛選手との幼少期から中学のエピソードをたどります。
祖母の現役時代の主な実績
祖母の久保浩子さんは、短距離で和歌山県の最高記録を公式記録を残しています。
和歌山マスターズの最高記録に、
- 1980年W30 100m=13秒90。
- 1989年W40 100m=13秒86
とタイムが記録されおり、いまだ破られていません。
【出典元】和歌山マスターズ陸上競技連盟:和歌山県記録より
現在は、和歌山県串本町でジュニア駅伝の育成に関わっています。
地域の子どもたちの活動を支える役割を長く担っており、凛選手の育成にも関わってきました。
「元選手」と「育成の担い手」という二つの顔を持つ人物です。
祖母との陸上エピソード
久保凛選手はサッカーと並行して祖母・浩子さんのジュニア駅伝チームに通っていました。
凛選手が小学校高学年には駅伝に出場し区間新を記録、この経験をきっかけに中学で陸上へ転向しています。
幼いころから陸上競技に触れるチャンスがあったことが、いま競技を続けている土台と言えますね。
久保凛選手が中学2年の時に和歌山県チームに選出されたときには、凛選手と一緒に町長を訪問し孫の活躍を支えてきたエピソードも残っています。
中学では、
曜日 | 練習場所 |
---|---|
月 | 祖母のチーム |
火 | 部活 |
水 | 祖母のチーム |
木 | 部活 |
金 | 祖母のチーム |
土 | 部活&祖母のチーム |
という流れで、久保凛選手はひたすら陸上に打ち込んでいきました。
途中で気持ちが揺れて「試合に出たくない」と祖母に打ち明けた場面もあったとか。
そのとき祖母・浩子さんは「そんなんやったらサッカーを続けたら良かったやん」と声をかけたといいます。
この祖母とのやり取りを通じて、久保凛選手は自ら走る選択をし、力を伸ばしていきました。
そして、久保凛選手は中学3年で全中800m優勝という華々しい結果を得ることとなったのです。
祖母・浩子さんの存在が、いまの挑戦へつながっていることは間違いないと言えますね。
いとこはサッカー日本代表・久保建英と弟の久保瑛史
久保凛選手のいとこは、プロサッカー界で活躍する久保建英選手と久保瑛史選手です。
いとこへの憧れや国際大会での言葉や出来事を、まとめてご紹介します。
いとこと同士への思いがわかるエピソード
久保凛選手と、久保建英選手・久保瑛史選手は父方のいとこ同士です。
凛選手は建英選手について「世界で活躍していてすごい。同じように活躍したいです」と月陸Onlineのインタビューで語っています。
【参考情報】月陸Online「女子800mルーキー・久保凛が全中に続いて日本一「まさか勝てるとは」元サッカー少女、従兄弟は久保建英/北海道IH」
久保凛選手が初めて日の丸をつけた日・韓・中ジュニア交流競技会のあとには、「日本代表でプレーするいとこに憧れていた。自分も少し近づけてうれしい」と話しています。
いとことの近況については「最近は会う機会が減った」ともインタビューの中で語っています。
プロサッカーと陸上、フィールドは違いますがいとこの活躍に刺激を受けている様子がうかがえますね。
「天才一家」の共通点と違い
凛選手と、建英選手・瑛史選手の3人に共通するのは、早い時期から競技に触れていることと、言葉にした目標へ着実に近づく姿勢です。
凛選手は中学で800mに転向し、国内タイトルを重ねて日本記録を獲得。
建英選手は日本代表として世界で活躍し、瑛史選手は2025年8月21日にセレッソ大阪加入へ進みました。
- 競技の核をつかむ身体操作のうまさ
- 目標を公言し、段階を踏んで実現に近づく姿勢
- 凛選手:中距離で終盤の伸びが持ち味。その走りは五輪コーチの山下佐知子さんから「股関節の使い方が天才的」と評されており、専門家も認める才能です。
- 建英選手:サッカーIQとボールコントロールで局面を解くタイプ
- 瑛史選手:MF(ボランチ)として展開と守備のバランスに強み
舞台は違っても、強みをはっきり言語化し、日々の積み重ねで形にしていく。この共通点が、久保ファミリーらしさを作っていると受け取れます。
まとめ:久保凛の活躍は最強の家族の支えがあってこそ
この記事では、久保凛選手の驚異的な強さの背景にある家族について解説しました。
- 父と祖母: サッカー指導者の父と元陸上選手の祖母という、スポーツが身近な環境で育った。
- 陸上への転向: サッカーと並行して始めた祖母の陸上クラブでの経験が、陸上選手としての才能を開花させるきっかけとなった。
- いとこの存在: 世界で活躍する久保建英選手の存在が、大きな刺激と目標になっている。
- 家族の支え: 兄や弟もスポーツに打ち込んでおり、まさに家族全体で競技力を高めあう「最強のアスリート一家」と言える。
久保凛選手の今後の活躍を、こうした家族の物語と共に応援していくと、さらに面白くなりますよ。
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