北海道帯広市のローカルチェーン店「カレーショップインデアン」にふるさと納税はあるのか、通販でのお取り寄せの方法についてご紹介します。
テレビ番組でたびたび取り上げられ全国に名前を知られるようになった、北海道帯広市にある「カレーショップインデアン」

地元の人にも大人気で、地元民はお鍋を持っていってルーをテイクアウトするのは有名ですよね。
「マツコの知らない世界」などの全国放送の番組でも取り上げられる北海道帯広市の「カレーショップインデアン」は、ふるさと納税や通販でお取り寄せ可能なのかについて詳しくお届けします。
【北海道】インデアンカレーはふるさと納税にある?
「帯広のソウルフード」として長年愛されている『カレーショップインデアン』
ココイチ失速の記事がトレンドのようだけど、帯広インデアンというコスパ最強のソウルカレーを知っちゃうとどうしても割高を感じちゃうんだよなぁ。
— (有)アアばんえい商会 (@BANEI_ojisan) February 28, 2025
むしろこの価格で大丈夫なのかとインデアンを心配するぐらいw pic.twitter.com/6vU24mweyR
最近ではテレビやSNSでも話題となり、全国のカレーファンの間でも注目を集めています。
そんな中、「ふるさと納税でインデアンカレーは手に入るの?」と検索する人も増えていますが、残念ながらインデアンカレーはふるさと納税の返礼品には登録されていません。
インデアンのカレーは厳格な管理が命
インデアンカレーがふるさと納税に登録されていない理由は2つあります。
まず一つ目に、インデアンのカレーは品質を保つために厳格に管理していて、レトルトの冷凍カレーでさえも店頭での直接販売に限定されていることです。
インデアンを運営する藤森商会は品質管理にかなりのこだわりがあり、冷凍カレーも外部流通を一切行っていません。
※当社「冷凍カレー」はお客様の手に届くまでに慎重な温度管理が必要なため、当店で直接の販売以外は行っておりません。
カレーショップインデアン公式ホームページより

味と品質への相当なこだわりを感じますね!
ふるさと納税の仕組みでは全国への配送が基本となるため、カレーショップインデアンが考える厳しい品質管理が前提となる商品とは相性が悪いのが現実です。
レトルト冷凍カレーも店頭で入手困難
さらに、レトルトの冷凍カレーも店頭での販売分ですら品薄状態が続いているというのが、ふるさと納税に対応できないもうひとつの理由です。
2023年10月から販売がスタートしたインデアンカレーのレトルト冷凍カレー(1袋550円)は、発売から大きな反響を呼び今も大人気の商品です。

インデアンの冷凍カレーって、発売から9か月で累計23万食を売上げた大ヒット商品なんです。
特にテレビでの特集放送後には「すぐに完売」という状況になり、「1人50個まで」という購入制限がつくようになって、需要が供給を大きく上回る状況に。
レトルト冷凍カレーの製造は外部委託は行っておらず、すべてインデアンのセントラルキッチンで製造しています。
そのため製造能力に限りがあり、現在は帯広・釧路エリアの9店舗限定でのみ販売されているんです。
運営元の藤森商会も「今後も店舗限定販売」を基本にしていて、流通拡大の予定もありません。
地元で愛される味を守ることへのこだわり
一見すると「買えない」ことが不便に感じるかもしれませんが、それだけ地元の味にこだわり、ブランドイメージを守っている証とも言えます。
事実、藤森商会はたびたびメディアに対し、「インデアンは十勝・帯広の味としての存在価値を何よりも大切にしている」と語っています。
札幌や東京への出店計画のうわさもデマで、全国展開よりも「地元に愛され続けるカレー」を掲げて日々営業しているお店なのです。
【北海道】インデアンカレーは通販でお取り寄せできる?
北海道帯広市民のソウルフードとして知られる「カレーショップインデアン」
冷凍インデアンカレーも飛ぶように売れてた🍛 pic.twitter.com/dYZnK97WCo
— 札幌暮らし(東京→北海道Uターン移住)🍛♨️ (@sapporolife2021) July 5, 2024
最近ではテレビで見た人から「お取り寄せできないの?」といった声が多く聞かれますが、残念ながらインデアンカレーの通販でのお取り寄せはできません。
ここではその理由と、どうすれば食べられるのかについて詳しくご紹介します。
輸送コストや保冷資材が大きな負担に
冷凍食品を安全に配送するには、保冷剤や保冷バッグ、クール便での発送などの特別な対応が必要になります。
インデアンのレトルト冷凍カレーはシンプルな冷凍商品ですが、それでも1袋ごとに保冷対応が必要に。
藤森商会では、「採算面や人員配置を考慮すると、現時点での通信販売は現実的ではない」と判断しています。
特に地方の中小企業である藤森商会が冷凍食品の通販を行う場合、保冷設備や配送コストが企業にとって大きな負担になることが通販参入への障壁となっていることは十分に考えられますね。
ブランドイメージを守るためのこだわりも
藤森商会が通販を行わないのには、もうひとつ重要な理由があります。
それは、「十勝・帯広発の味」であることを守るという強いこだわりです。
テレビやSNSで全国的に知られるようになった今でも、「地元・帯広のカレー」であることを大切にしており、東京や札幌への出店についても全く計画されていません。

2024年に札幌で開催されたカレーイベント「HOKKAIDO CURRYERS 2024」に出店しましたが、異例中の異例。今後はイベントへの出店は一切ないと明言しています。
広げすぎず、目の届く範囲で品質を守る。それがインデアンのスタンスなのです。
メルカリやAmazonにあるのは転売品
「それでも食べてみたい」とネットで検索すると、Amazonやメルカリにインデアンのレトルト冷凍カレーが出品されていることがあります。

しかし、これらは公式では一切認められていない転売品です。

本来550円で販売されている商品が、800円〜1000円と倍近くの値段で転売されています。
冷凍状態が正しく保たれていない可能性も考えられます。
転売品の品質保証は一切なし
転売品で問題なのは、商品の品質が保証されていない点です。
インデアンのレトルト冷凍カレーは厳格な温度管理が必要なため、保管中や配送中に一度でも解凍・再冷凍されると、風味や衛生面に大きなリスクが生じます。
冷凍食品は「見た目では品質の変化が分かりにくい」ため、消費者側が気づかずに品質の落ちた商品を口にしてしまう可能性も。
転売品の品質保証は藤森商会では一切行わないので、転売品の購入は避けたほうが賢明です。
転売品の購入は迷惑行為に?
インデアンカレーが気になる人にとっては、「どうしても食べてみたい」「遠方だから仕方ない」と転売品を買ってもよいと感じるかもしれません。
しかし、転売品が人気を集めてしまうことで、
- 商品価格の高騰
- 地元の人が買えない
- 本来のブランド価値が損なわれる
といった悪循環を生む可能性もあります。

インデアン側にとっては「品質の保証もできないまま、名前だけが独り歩きしてしまう」状況になりかねず、これはむしろ迷惑行為に近いのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、インデアンカレーのレトルト冷凍カレーを正規で購入できるのは、帯広・釧路の実店舗9店のみです。
通販は行っておらず、Amazonやメルカリなどの出品はすべて非公式の転売品。
味も安全性も保証されない可能性があるため、くれぐれもご注意ください。
「本物の味を楽しむなら、現地で正規に買う」
それが、インデアンカレーをもっとも安心して美味しく味わえる唯一の方法です。
本当に食べたいなら、帯広へ!
現時点でインデアンカレーを手に入れるには、実際に店舗を訪れるしか方法がありません。
帯広駅直結のエスタ帯広店やまちなか店は、観光客でも立ち寄りやすい立地のため立ち寄るのにおすすめですよ。
「地元・帯広で食べるからこそ美味しい」
それが、インデアンカレーのスタンスであり、多くのファンに支持されている理由なのです。
【北海道】インデアンカレーを他地域で食べれる方法は?
北海道の「カレーショップインデアン」は、現在のところ帯広・釧路エリア以外で正規に味わえる店舗はありません。
通販も出店も催事も行っていないため、どうしても食べたい人は「現地に行く」という選択肢が基本になります。
ですが、何とか北海道の帯広・釧路エリアまで行かずとも食べられるかも?!な方法は
- 知人に頼んで「エスタ帯広店」で配送してもらう
- 催事出店の「超レアチャンス」を狙う
- 公式Instagramでいち早く情報をキャッチする
です。
知人に頼んで「エスタ帯広店」で配送してもらう
帯広駅直結のエスタ帯広店では、店頭購入時に限り配送サービスを実施中です。
なので、帯広市民にお願いして店頭申し込み限定の配送サービスを利用するのが、一番安全に正規の味を食べられる方法です。
催事出店の「超レアチャンス」を狙う
2024年に丸井今井札幌本店で5日間だけ出店されたように、将来的に再びイベント出店する可能性も絶対にゼロとは言い切れません。
東京の百貨店で開かれる北海道物産展の目玉として、突如出店するなんてサプライズがないと言いきれません。
なので、百貨店で開かれる北海道関連の催事情報は、定期的にチェックしてみてください◎
公式Instagramでいち早く情報をキャッチする
カレーショップインデアンの公式Instagram(@indiancurry1968)では、臨時情報やレトルト冷凍カレーに関する情報が随時更新されています。
催事や特別に他地域で販売するなんて情報をいち早くキャッチできるかもしれませんので、あらかじめフォローしておきましょう。
まとめ
北海道帯広市の「カレーショップインデアン」は、ふるさと納税や通販には対応しておらず、レトルト冷凍ルーは帯広・釧路の9店舗限定で販売されています。
その理由は、厳密な温度管理が必要な冷凍商品の特性に加え、店頭販売だけでも品薄が続く高い人気ゆえ。
東京や札幌には店舗がなく、催事出店も今後の予定はありません。
エスタ帯広店のみ、店頭申し込み限定で冷凍カレーの配送サービスが導入されています。
なお、Amazonやメルカリに出品されているレトルト冷凍ルーはすべて非公式の転売品であり、価格高騰や品質の劣化リスクがあるため注意が必要です。
ちなみに東京・丸の内や大手町にある「インデアンカレー」は大阪発祥の別ブランドで、帯広の味とはまったくの別物なのでご注意ください。
北海道は遠すぎると感じるかもしれませんが、地元民から長く愛され続けている北海道十勝限定「カレーショップインデアン」の魅力をぜひ感じてほしいです!